風、河そして星々・・・

いま私は、所属する作曲家グループ、深新会の作品展でこの冬初演予定の新作《風、河そして星々》~弦楽四重奏のための(2016)の作曲に取り組んでいる。取り組んでいる、といっても今まではほとんどがノートに構想のスケッチ、デッサンを書いてはボツ、また書いては・・・の繰り返しであったが、ようやく、まぁまんざらでもないか、と思える(全体の基礎となる)旋律素材をつかめたので、まもなく本格的な作曲に入る。つかみとった旋律素材はもちろん、私的にはまだパーフェクトなものではない。しかし今の私に出来る最善は尽くしたと思う。大事なのは力の出し惜しみをせず、ベストを尽くす、ということである。倒れる寸前までベストを尽くして、初めてまた次のステップ、道が見えてくるものかと思う。

とは言え、本当に大変なのはこれから。ものを作る、ということはとてもパワーが必要だ。なにしろ想念の中にしか存在しないものをこの現実の世界に引っ張り出してくるわけですから(笑)。創造とは純粋に体力の勝負と言えるだろう。続けていると筋肉と同じで心の筋力も付いてくるから面白い。

公演は本年12月7日(水)東京オペラシティ・リサイタル・ホールで午後7時。