暑さ寒さも・・・

春分の日、関東は冷たい雨、ところによって雪でした。こうやって寒さが戻りつつも季節は春に向かっています。

先々週、私は北海道にいました。この時期の北海道は天候が変わりやすく、旅行するのに決して適しているとはいえないのですが、つい先日行ったコンサートがうまくいったことへの自分へのご褒美と気分を一新してさらに新しい作品のアイデアを練るための旅を計画しました。

早春というよりいまだ厳冬の知床半島の雪原や森のなかをカンジキを履いてガシガシと音をたてて歩き回ってきました。海を見るとまだびっしりと流氷が集結しています。知床の雪の森を歩いていると、(比喩ではなく、明らかに)何か木に宿っている、と感じます。雪を頂いた知床連山(羅臼岳など)を見上げると、それは間違いなく、神々の山、という気がします。羅臼側の海から南風に乗って霧の帯が山頂を越えウトロ側へと滝のように山麓へと下ります。その神々しさを言葉でうまく表現することはできません。

私のような普通の人間でもこのように感じるのですから、古代の人々が自然の中に神々が宿る、自然こそが神である、と考えたアニミズムの感じ方は人間としてごく自然、当たり前のことだと思います。

知床は雪が融けたころにまた訪れたいと思います。クマに出くわすかな?